「京都の中華」は、ちょっと違う。中華というもののとらえ方と育ち方が、ほかの街とはちょっと違う。静かに辛いからし鶏、うどんだしにたゆたう中華そば。わさびで食べる天津飯…。淡泊で、油っこくない、だしを利かせた京都好みの味付け。花街の習慣「ごはんたべ」にもたえる、店のしつらいと気働き。街の歴史や風習に合わせて、地殻変動のように変化してきた「京都でしか成り立たない味」。この味を「おいしさ」とする味覚は、いったいどこからやってきたのか?–––
『あんこの本』で全国を旅した著者が、地元「京都の中華」にじっくり向き合い、「街と味」について考える。目からウロコな事実いっぱいの「京都と中華のなれそめ」コラムも必読。
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著者:姜尚美
版元:京阪神エルマガジン社
発行日:2012年5月12日(初版)
判型:B5判変形
状態:A
A 良い
B 並
C 可
D 難あり
*状態はあくまで当店判断でございます。基本的に経年劣化のある古書であることをご了承いただいたうえ、ご購入くださいますようお願い申し上げます。