物には心がある消えゆく生活道具と作り手の思いに魅せられた人生 田中忠三郎

2009年１刷です。 この本は凝った作りです。 表紙は2枚貼り、縦帯です。 表紙の角が製本時に少し内側に丸められています。 軟らかさを出すための技です。痛みではありません。 どの本もそうなっています。 ただ、縦帯の端は、見返し側で、セロテープで留められています。 私が入手した時から、そうなっていました。 出荷時から止められていたとは、思い辛いですが、そのままにしていました。現在、劣化して褐色化しています。 私の本は、薄い無色半透明のパラピン紙をかけてあるので、写真では白っぽく写っています。 入手時の状態が保たれていると思います。 タイトバック（硬い表紙の背と中身が貼り付いている）」ので、開きが悪いです。無理に開いて読むと中身が割れます。 紙質も、ヤケ易いようです。黄ばんでいます。 出品は、 アマゾンで9800円 メルカリで3000円4500円9000円のようです。 ヤフオクは、ありません。 日本の古本屋では、3万円です。 30万人の暮らす近くの図書館にはありません。 これからも出物は少ないでしょう。 二度とお目にかかれない本なので、35000円です。 3000円の本は、題名ではなく、帯の言葉の本物のエコとは「人を愛する気持ち」で出品されています。